文科論文誌「紀要」(発刊の辞)
共立女子短期大学文科紀要について
文科紀要は、教員の研究成果を世に問う論文誌として、毎年刊行されています。第一号は昭和32年に発行されました。平成19年度で、第51号になりました。
以下は、第一号に掲載された「発刊の辞」です。
発刊の辞
短期大学部主任 牧 一
共立女子短期大学部は昭和二十五年四月に発足したものであって、その当時 は家政科のみの教育課程を有していた。その後共立女子学園の目覚ましい発展 に伴って、昭和二十八年四月に国文および英文の二つの専攻を有する文科が増設されて今日に至っている。
言うまでもなく、本学は学校法人共立女子学園の経営による二年制の女子高 等教育機関である。家政科も文科も創立以来入学志願者が年々増加し、本年十 月一日現在、在籍学生の数は被服別科を加えて一二0六名に達している。
我が学園は、このような校運の隆盛に応じて、大学としての施設の拡充を図 るとともに教授陣の充実に意を注いでいる。大学創設怱怱の際は、諸種の事情 により、紀要の発刊は困難であった。今や諸般の態勢漸く整い、本学園におい ては本年三月、学園創立七十年記念式典を盛大に行ったのである。学園を挙げ て活気に満ちた此のとき、多年の念願であった短期大学部の紀要を公にするこ とが出来たのは此の上もない幸いである。またこのようにして本学教授の労作 を世に問う機会が出来たことは私の最も喜びとするところである。掲載すべき 論文は他にもあるが、紙面の都合もあって総てを採択することは出来なかった。
これらは、いずれ号を追って世に出るであろう。本学においては、今回のみで なくて、紀要出版の事業を今後も年々継続する意向である。
本紀要の発刊によって、従来貴重な文献を本学に寄贈された各大学に対する 返礼も出来、また今後お互の文献の交換も行われ、また、それにもまさって、 諸学界の高評を仰いで、本大学の水準を一層高める契機となるであろう。
昭和三十二年十二月 (紀要第一号より)



